とある実験のーと

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ChromeOSでDVDを再生する

ChromeOSを触る機会を得た。一通りの事はできるのでとても満足度が高いし、流石スマートフォンに搭載するOSをベースにしているだけあって、Android用のアプリがノートブックのスペックだと驚くほどサクサク動いて快適そのものである。

DVDの再生には対応していないが・・・

AndroidアプリでDVD再生に対応していないので、原則DVDの再生には非対応である。ただ、ChromeOS上ではLinuxが動くそうなので、Linux用のソフトで代用することが可能である。似たような記事が幾つかあったが、少し躓いたので、備忘録として残しておく。

1. Linuxを有効にする

これまでLinux環境を一度も利用したことが無い場合、その構築から始まる。プリインストールアプリに「ターミナル」があるのでそれを起動すると、Linux環境を構築していいか問われる。特にいじるところなくそのままLinux環境を構築する(数分)。

2. ターミナルでVLCをインストールする

ターミナルでVLCをインストールする。Ubuntu仮想環境をまず入れないといけない等の記事を見かけたが、特にそのようなことをする必要はなく、以下のコマンドですんなりインストール可能だった。

sudo apt-get update sudo apt-get install vlc

インストールが終わったら、VLCを起動してみる。なお、LinuxのソフトもAndroidアプリみたいに一覧表示に出てくるので起動にいちいちターミナルを開く必要もなく本当にシームレス。凄く使いやすい。

3. USBドライブでDVDを挿入し、Linuxと共有する

一般的なUSBタイプのDVDドライブがほぼ使えるのでは。試してみたDVDはマウントできたが、CDに関してはマウント出来ないものがあった。CDに問題があるのがChromeOSがそういう仕様なのかは追求していないが、認識されたらChromeOS上に認識した旨が表示される。

マウントされたDVDをLinuxと共有する。 これをしないとLinuxVLCでは認識されない。 アプリ「ファイル」を開き、ChromeOSで認識できているとディスクの項目が追加されている。ディスクを右クリックすると、「Linuxと共有する」という項目があるのでそちらをチェック。

/(ユーザ名)/mnt/chromeos/***

にマウントされた旨が表示される。この場所を覚えておく。

4. VLCでマウント先を開く

VLCのメニュー「Media」→「Open Directory」を選択し、先ほどマウントされた場所を指定する。 すると、無事DVDのメニューが再生されはじめるはずである。

最後に

今回試した範囲では、LinuxVLCで特にプラグイン等を入れることも無く再生できました。どなたかのご参考になれば。 ほぼストリーミングで事足りる世の中ですが、これで万が一DVDを再生しなければならなくなった場合にも対応できるようになりました。